読会

今日は作家やら詩人さんが本を朗読してくれるという奴に行ってきます。金子兜太、稲葉真弓、町田康、司会:樋口覚と書いてあります。相変わらず酒が残ってるけど、行ってまいります。でわでわまた〜!


帰宅後、追記。
日本近代文学館にて行われている「声のライブラリー」第40回。こんなイベントに行くのは初めて。
相方が町田さん好きで、お供でついて行ったんだけど、自分も楽しかったです。
狭いホールにパイプイスが並べられていて、一段高いところに朗読者用の席。俳句を詠んだり、小説を読んだりするんだけど、特に朗読内容の資料や冊子が配られることもなく、ただ耳で感じる言葉。少しでも寝たらアウト。
ひとり20分で朗読し、30分が参加者による座談会という内容でした。
町田さんの朗読は熱が入っていて、とても面白かった。”朗読”という言葉から想像される清らかな響きではなくて、もっと実況的な、引き込まれるような語り口。短編小説自体の面白さもあって会場は笑いが絶えない状況でした。
町田康「あぱぱ踊り」(文学界2003/01掲載)
街なかで、ひとりの男のまわりを踊る若い女の子がふたり。「あなたがサイコー、ナンバーワン!」と両手で男を指さしては、腕を振り、腰を振り、体をよじらせて男に踊りをふりまいている。男はふたりを気にとめることもなく、こちらに歩いてくると、私に道を尋ねた。。。
「私も質問してもいいですか? そのふたりは・・・?」
「あぁ、コレですか」男は女を一瞥してから答える「ボクはすごいんですよ。」
「ただ、ボクが普通に道を歩いていてもボクのすごさは誰にもわからないでしょ? 彼女たちはボクのすごさをアピールするために踊っているんですよ。そしてボクを盛り上げるために。」
「あの、あなたの何がすごいんですか?」
「わからない? ほらやっぱりこんな奴らが踊ってるからわからないでしょ。やっぱりボクのすごさをアピールするためにはモデルや女優くらいでないと。こいつら良く見るとあまりいけてないし。って言うかブスだし。」
「いや、だからあなたの何がすごいんでしょう?」
男は呆れたように「わからないことが、もうあんたの罪。ボクのすごさはね、何がとかそういうコトじゃないわけ。もう存在自体がすごいって言うかさ、・・・」と、主人公が意味不明な男の何がすごいのかを問いつめていくストーリー。記憶で簡単に書いてみるとこんな感じ。(^^;
今度は活字で読んでみたいと思いました。
俳人の金子さんは85歳だったけど、実年齢は68と主張する楽しいオヤジ。よく知らないけど、短歌と違って俳句には朗読(人前で読む)という概念がそもそも無いらしく、今回が初の試みなのでは、と話していました。
座談会で「古池や蛙飛び込む水の音」の何がすごいのか、という話が出たんだけど、俳句に「音」を持ち込んだのが素晴らしかったのだとか。”ぴちゃん”と蛙が飛び込む様、音を表現したこと。音を表現することが以前の俳句には無かったみたいです。擬音語を使わずに言葉で音を表現する、というのは日常でも確かにあまり無いかもなぁと思いました。
最後にサイン会があったんだけど、町田さんの本は既に売り切れていて、サインしてもらえなかったのが相方は残念そうでした。また次回ね。

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